お茶をたしなまれるお施主様より、茶庭のご依頼がありました。
茶庭にはいろいろなしきたりがあります。
例えば、手洗い鉢ひとつ配置するのであっても理由があっります。
茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に投石を置いて趣を加えます。

もともと、茶道の習わしで、客人が這いつくばるように身を低くして、手を清めたのが始まりで、茶事行うための茶室という特別な空間に向かうための結界として作用します。
しきたりや決まり事を守りながら設計・施工させていただきました。